現在ではやや下火ではあるものの、
「YouTube動画投稿者(いわゆるYouTuber)」
になって一攫千金を目指したいと考えている方も一定数いるかと思います。
特に、物価上昇や様々な税金が引き上げられ、暮らしにくい日々が続く昨今、副業・副収入の一環としてYouTube動画で一発当てれば不労所得で会社を辞めても暮らしていけるという夢を見てしまう気持ち、分かります。
今回は、実際にYouTube動画投稿を初めて1年半で収益化条件1000人と総再生時間4000時間を超えた経験から、
「初心者の時に知りたかったYouTube動画投稿の真実・裏技」
についてお伝えします。
ジャンル選びが全て
まず初めに、YouTube動画投稿を始めるにあたり、「投稿ジャンル」を選択することになります。
この時選択する「投稿ジャンル」がその後の進退を大きく左右しますので、真剣に悩んでください。
「自分でもできそう」という理由ではなく、「実際に大量の再生数を誇るジャンル」を選ぶことを強くお勧めします。
また、犬や猫等のペット系動画は、需要が多い一方で競合も非常に多いジャンルのため、避けるのが無難です。
企画で再生回数が決まる
「動画が再生されるか否か」は、知名度・経験年数・トータル動画本数等ではなく、
【企画が9割】
多くの視聴者は、特定のチャンネルを追い続けているわけではありません。
ほとんどの場合、登録したチャンネルの中からYouTubeがトップに表示した動画一覧の中から、最も興味を唆るテーマをサムネイルとタイトルから選んで再生します。
この時点で、以下の障壁が確認できます。
- チャンネル登録されている
- YouTubeのおすすめに表示される
- 興味を唆るテーマ(企画である)
- クリックしたくなるサムネイルである
これらを毎日・毎週・毎月・毎年、継続的かつ安定的に達成するには、相応の企画力・実行力・分析力・改善力を要します。
安定的なクオリティの動画を定期的にアップロードした上で、上の各項目を達成できるようでなければ、チャンネル登録者は増えず、動画も再生回数1桁止まりとなります。
初心者向け動画がおすすめ
実際、最も母数の多い集合のターゲットを絞って展開するのがアプローチとしては適切です。
この場合、「初心者層」というのは情報取得の積極的で、複数の動画やブログ記事を参照しながら、情報を吟味する行動を取りがちです。
そのため、実体験に基づいた有益なノウハウ・コツ・失敗経験等を分かりやすく丁寧にまとめて、初心者向けに情報提供することで、双方にとって大きなメリットを享受できます。
動画が再生されない本当の原因
よく「投稿した動画が再生されない」という悩み相談がYahoo!知恵袋等で投稿されています。
そもそも、YouTubeはTikTok等の比較的新しいSNSとは異なり、「古参優先」の設計となっています。
100歩譲って、「チャンネル開設直後」も少しだけ優しめにYouTubeのおすすめに掲載してくれることもありますが、これ以外はほとんど「古参優先」です。
完全無名のYouTuberが、数本の動画配信を試みたところで、YouTube運営元からしたら「また無名が動画挙げてるわ」くらいの認識だと思って差し支えないです。
結局、安定的な知名度・チャンネル登録者数・再生回数・視聴者維持率を有する既存の大手YouTuberの動画をバンバンおすすめに表示することで、YouTubeも広告収入を得ているのです。
要するに、「誰もあなたの動画を知らない」のですから、「動画が再生されない」のもまた【正しい】と言えます。
再生されない原因は企画・サムネイル
動画が何かの拍子に「YouTubeおすすめ」に表示されたとしても、再生されない場合は、「企画」「サムネイル」を見直した方が良いかもしれません。
特に、チャンネル規模・投稿ジャンルが近似のチャンネルを参照して、伸びている動画を参考にしながら自分でもできそうな内容であれば、企画案として採用する方法もあります。
また、最近の視聴者は目が肥えているため、サムネイルのクオリティが低いとクリック(タップ)することなく、画面を上にスライドされてしまうことも。
最後まで再生されない
「せっかく作った動画なのに、最後まで再生されない!」
わかります。
とてもよく分かります。
まず、最初にお伝えしたいのは、
「ぶっちゃけ、普通」
です。
テレビを点けたらニュース番組や旅番組、クイズ番組やドラマ等が流れますが、自身の興味関心・必要性・重要性等の要素によって、チャンネルをコロコロと変えた経験は誰しもがあるかと思います。
YouTube動画でも、その本質は変わりません。
視聴者の興味関心を惹けなかったから、「チャンネルを変えられてしまった」だけです。
そして、何よりも
「多くの人は物事を最後までやり切らない」
という事実を知っておく必要があります。
だからこそ、大手YouTuberの動画であっても、冒頭挨拶の中に「最後まで見てください!」というフレーズが入ります。
それだけ、「多くの視聴者は途中離脱する」のです。
1000人の収益は
上でお伝えしたYouTube動画投稿に関する真実・コツ・テクニックを理解して、無事収益化条件であるチャンネル登録者数1000人&総再生時間4000時間を達成した場合の収益は、一体どのくらいなのでしょう。
YouTubeのガイドライン上で「未確定の収益額を公開してはならない」旨の表記があるため、はっきりと明言できませんが、その金額はおよそ…
上の記事に収益化達成後の収益額等の詳細をまとめていますので、ぜひご覧ください。
まとめ
103万円の壁・106万円の壁が話題となり、「178万円の壁に変更する・しない」等の議論が活発になるほど、物価上昇・賃金上昇と税額・配偶者控除等の基準が乖離する昨今。
1円でも副業・復業で副収入を得たいというお気持ちは誰しもが抱いていることと思います。
ただ、YouTubeも開設からだいぶ長いこと経ち、さらにInstagramやTikTok等のライバルSNSが台頭する中、熾烈な可処分時間レースが開幕しています。
こうした中で、最もコストパフォーマンス・タイムパフォーマンスが良いものを選択することも、上手く立ち回り大切な智恵ではないでしょうか。
引き続き、YouTube運営を通して気づいた知見やコツ等を共有していきます。